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まどろむ [SS]

本日の妄想:イルカ先生は夢現でも彼女にやさしく触れる

毎年のように 8月後半になると同じような文を綴っているような気がします。
だって、リアルに眠いんだもん!
「早く起きろ」って言われたくないんだもん!
「もう少しこのままで…」って言われた方が、起きたあと、頑張れるんだよ!!

この季節、朝のまどろみが至福のひとときである管理人ですv

夏の疲れが出てきます。
どちらさまも良質な睡眠と滋養を心がけましょうv

 

 

 

 

 

                            ― まどろむ ―

 

白み始めた空を鳥が舞うのを薄目で追いながら、

丹田に意識を集中して大きく一呼吸。

虫の声が耳に心地良い。

ゆっくりと目を閉じて、まどろみ始める。


そのあとすぐに、目覚ましの電子音。

手を伸ばすと、そこには既にイルカ先生の手があった。

音を止めたイルカ先生の手が私の手を包み込む。

「あ」

「大丈夫。 もう少し」

やさしい口調の囁き声に、もう一度新鮮な空気で肺を満たす。

細く吐き出しながら、起きてからの行動をシュミレーションする。

だけど、それは曖昧で、いつのまにか意識はあらぬ方へ漂い始める。


ああ、この夏は色々あった。

梅雨の頃には、こんな風にイルカ先生と同じ朝を迎えるなんて、想像できなかった。

淡く儚い片想いが延々と続くと思っていたけれど。



イルカ先生の掌に包まれた手に、ちくちく感と同時に柔らかなものが押し当てられるのを感じた。

感じた熱い吐息は、そのまま夢の中の熱風と化す。

この夏、イルカ先生とツーマンセルを組んだ風の国への任務のときに浴びた熱風。

あのとき、イルカ先生は砂嵐から私を護るようにマントを拡げた。

拡がったマントに包まれた私は一瞬、再び砂の国に居るような錯覚を起こす。


「え?」

「明け方は冷える。 ちゃんと被っとけ」

夢の中のマントは、イルカ先生と一緒に包まるタオルケットだった。

イルカ先生の黒髪が枕の上に広がっている。


意識が、急に浮上する。


「もう、起きなきゃ」

かすれた声で自分に言い聞かせるように呟く。

イルカ先生は、握っていた私の手をぐいと引き寄せた。

長い腕が背中に回る。

やさしく撫でて、よしよしするみたいにとんとんとタッピングする。

「もう少し、このままでいよ?」

「ん」

返事をしたつもりだけれど、口から出たのは中途半端な一文字だけ。

焦点が合わない距離にイルカ先生の鼻疵がある。

もっと顔を近づけて、そこにくちづけ、甘えるように首筋に頬を埋める。

額にさっきと同じ伸びかけた髭とぷりっとした唇のやわらかさを感じながら、
抱きすくめられて、また、まどろむ。

虫の声を聞きながら、また、イルカ先生と旅する夢をみる。


今日から新学期。

こんなこと、してる場合じゃないのにね。

 

 



 


コメント(2) 
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コメント 2

ねね



金鳳花さん こんにちは♪
ご来訪とコメントをありがとうございますv

ね~、気持ちイイよね~vv
そうなの、私 今頃が眠いの。
っていうか、季節の変わり目によく眠ることで体が順応してゆくみたい。
おお~!その頃も眠るにはイイですね♪
人肌恋しい季節だから、尚イイねっvv

台風は、え?本当にこれで警報?っていうくらい前日の方が酷かったです。
台風の目だけで200kmもあったからね、離れた所の方が…;
本当にお気の毒です;;
これから台風の季節ですね。
地震同様、備えなければなりません。
でも秋晴れで気持ちの日和も増えます♪
金鳳花さんも、どうぞお元気でv この秋を満喫されてくださいね♪

by ねね (2011-09-05 21:07) 

ねね



ケイさん こんにちは♪
ご来訪とコメントをありがとうございますv

喜んでいただけたようでとても嬉しいです♪
寄り添って一緒に居る…それだけで満たされるんですよね。
添い寝を子供だけの特権にするのは勿体無い!
オトナに もっと添い寝を! 二度寝を!
ハイ!私、いくつになっても甘えん坊♪です(笑)

メールをありがとうございましたv
勇気が湧いてきました♪
がんばるどーっ!!
私もケイさんの「絵」の完成を楽しみにしていますよ♪
朝夕が涼しくなりました。
寝冷えせんように、気ィつけてくださいねvv


by ねね (2011-09-05 21:18) 

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