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escort [SS]

本日の妄想:イルカ先生はお返しを忘れない。
ライドウと同じくらい律儀な漢ですv

遅くなりましたがホワイトデイネタ(←キーパンチミスでヒワイトデイになりやがんの;)
久々の更新の所為か、イルカ先生を好きスキ言い過ぎてます(笑)

 

連休ですね~♪
どちらさまも、お健やかに~♪
楽しい休日をお過ごしくださいませ~♪
我が家はお墓参りとお見舞いと娘の卒業式に向けた私の着付け練習で明け暮れそうです;

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                    ― escort ―

 

 

ごめんごめんとイルカ先生が詫びる。

理由は、忙しすぎてヴァレンタインデイのお返しが遅れ遅れになっているから。
気にしてないからいいのに、何度も真剣な顔で謝る。

そもそも私はチョコを贈る時点でお返しなんて期待していない。
あ、言い方が悪いか。
えっと、私はイルカ先生がスキでスキで大好きで、いっつもそういう想いが溢れていて、
折に触れてそれは伝えてはいるのだけど、たまたま2月14日という日があるから
それに乗っかってありったけの気持ちを込めてチョコを贈る。
贈りたいから贈る、ただそれだけ。
イルカ先生と一緒に居る限り、私の毎日はヴァレンテインデイかも。

「ああ、どうしよう。 今月はもういっぱいいっぱいで、今夜2時間ほどしか空いてねえ…」
「いいのよ。 気持ちだけで充分。こうやって廊下で会えるだけでも、私、嬉しいもの」
鼻疵の上、黒い瞳が大きく見開かれた。
私を映すその瞳が潤んでゆく。
唇が少し震えている。
それって私も愛されてる証拠かしらとちょっと高慢になっちゃう。
涙が溢れそうになったとき、イルカ先生はぐっと奥歯を噛み締めて笑窪を見せた。
「じゃあ、今夜。 今夜空いてるか? メシ喰いに行こう」
「え?」
「急で悪いけど…駄目かい?」
私はブンブン首を振る。
「全然! 駄目なことなんかない、大丈夫!」
「遅くなるけど…んっと、9時半に迎えに行く。 店には予約入れとくから。な?」
「うん、ありがと」
イルカ先生はにっこり笑うと、辺りを見回して気配を探る。
誰もいないことを確認して、両手いっぱいの資料を気にしながら私にキスをした。
イルカ先生の唇はいつも温かい。


年度末はお互いに忙しい。
解ってるから、無理にデートの約束をとりつけたりなんてしない。
職場が同じだから、目の端で無事を確認できるだけでも有難いと思う。
芸能人が「時間のすれ違いで離婚」ってよく耳にするけど、
きっとそれは時間じゃなくて心がすれ違ってるんだと思う。
きちんとしたデートができなくても、さっきのキスで全部解り合える。
イルカ先生は私に首ったけで、私もイルカ先生にメロメロだってこと。

 

スーツに着替えたイルカ先生は、髪を下ろした超セクシーな姿で私を迎えに来てくれた。
手を取って、ドアを開けてくれる。
その動作がどれも全てさりげなくて、益々惚れる。
大名婦人はじめセレブの護衛任務に就くことが多い忍のひとりだから、
一流のエスコート術を身に着けている為そつ無くエレガントに振舞える。

連れて行かれた店は、憧れの老舗のレストランだった。
いつか来たいわと話していたことを覚えていてくれたのだと思うと尚嬉しい。
ステーキのフルコースとワインを注文する声にさえ、聞き惚れる。
ナフキンを膝に広げると、イルカ先生は髪を掻き上げて私をじっとみつめる。
にっこり笑い合うだけでお腹いっぱいな気分になるわと小声で告げると、
今からご馳走食べるんだから腹は減らしときなさいと先生口調で注意された。
「やっぱ邪魔だな」
と呟いて、髪を束ねる。
その視線が私から離れないので少し恥ずかしい。
ソースの好みを聞きに来たボーイを見上げて返事する横顔の顎のラインが、大好きで堪らない。

1ヶ月近くゆっくり話せていない分、お喋りする。
他愛のないお喋りが楽しいのは、相手のことが大好きな証拠。
オードブル スープ サラダ メインディッシュ…
今まで食べたことのないほどの分厚い子牛のフィレステーキ。
顎が落ちるほど美味しいなんて嘘だと思ってたけど、本当なんだと実感する。
イルカ先生にそういうと、オレもそう思うと言って笑う。
ほっぺをお肉で膨らませたまま笑ってもこんなにハンサムだなんて、世界中に何人いるだろう?
デザートを食べてコーヒーを飲んで、夜が更けていく。




来たときと同じように、イルカ先生が家まで送ってくれた。
「ああ、お腹いっぱい。すーっごくシアワセ。 最高のホワイトデイだったわ。ありがとう」
「…そうか、よかった」
私よりも嬉しそうに微笑んだイルカ先生が、家の前で立ち止まる。
「…上がってく?」
「ん、ちょっとだけ」
ドアを開けて電気を点けるまでの間だけ、酔いも手伝って少しだけ欲張りになる。
「出来たら泊まって欲しいな」
「ああ、そうしたいがなあ」
あかりが灯もり、イルカ先生の困った顔に後悔した。
「そうよね、忙しいものね。 2時間って言ってたの忘れてた」
「いや、それもあるけど…」
イルカ先生の腕が回される。
首筋に熱い吐息がかかるだけで、お腹の底が変になる。
「泊まったりしたら、オレ、癖になっちまう」
「…我慢強い子ね」
笑いながらイルカ先生の背中を子供をあやすようにとんとんして撫でてあげる。
「オレ…オレさあ、お前が好き過ぎてどうにかなりそう」
私はうふふと笑って背中に回した腕に力を込める。
「酔っ払ってるの?」
「…かもなあ。 ワインなんて飲み慣れねえもんなあ」
気だるいムードの中、頬に耳にキスが繰り返される。
私のお腹の底は益々変になる。
イルカ先生を好き過ぎてどんどん変になっていく。


違う!

とワインが回って朦朧とした頭が判断したとき、イルカ先生を突き放した。
未だ嘗て経験したことの無いような腹痛に呻きながら。

「ごめん! おトイレ行きたいっ!!」

 

ドアの外でイルカ先生が心配そうに私の名前を呼ぶ。

「大丈夫か?」
大量の水が流れる音に掻き消されないよう、イルカ先生が大きめの声で尋ねる。
私は呻いて、トイレから出た。
「悔しい…勿体無いことしてしまったわ。 ごめんね、イルカ先生」
「な?なに? もう、出ちまったのか?」
「だって、あんなご馳走、食べたことないもの」
「え~っ? まだ栄養になってないだろ?」
「ゴメン。よく噛んで食べたんだけど、体に合わなかったみたい」
お腹を擦る私にイルカ先生の眉が歪む。
大きな溜息に気分が滅入る。
イルカ先生は呆れて怒ってるのかもしれない。
高価で贅沢な食事だったもの。
だけど私が聞いたのは、予想外の言葉だった。
「今夜、ひとりで大丈夫か?」
「多分。本当にごめんね、せっかくだったのに…」
「でも、腹壊しても舌は味、覚えてるだろ?」
「もちろんよ。今夜のこと、絶対忘れない」
「じゃあ、いいじゃねえか。仕事が一段落したら今度はお好み焼きでも食いに行こう」
私のお腹に手を当ててぽんぽんと優しく叩く。
「じゃあな。仕事が残ってるから戻るよ」
「そうなの?気をつけてね」
「ああ。お前もな」
もう一度お腹を擦ってぎゅっと抱きしめられる。
「鍵、かけろよ」
ああ!
この、世界一素敵な恋人はどこまで私を甘やかすんだろう?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一部実話。
私の場合「もう出したんか?戻せーっ」と
ダーリンに言われてしまいました;;
戻るかーっ!

 

 

 

 

 

 

 

 





 

 


コメント(2) 
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コメント 2

ねね



緋桜さん こんにちは♪
ご来訪とコメントをありがとうございますv
レスが遅れてしまい、申し訳ございません!!

出そうが溜めておこうが…って(爆笑)
イルカ先生の驕りのご馳走は一生溜めて、否、貯めておきたい(笑)
私の顎ライン萌えは酷いっすよ!
顎・エラ・首筋・頚動脈・そして鎖骨。
この一連の流れが美しいひとは男女問わず萌えますっ!
イルカ先生は体をさするのが上手と思います。
生徒が頭にタンコブ作ったときとか咳が止まらないときとか、さすり慣れてるからv
どっちかっつうと、臭い夢なのに甘い夢と云ってくださって嬉しいです♪
ありがとうございます!

仕事には慣れましたが、年度末新年度関係なく常に大忙しで
人手不足な職場で働いています。
学校の行事などで休まないといけないときは代わりの日に出勤します。
本来は週3日忙しいだけの筈ですが、最近退院した親のケアもあるし、
結局毎日バタバタして家に居ません;;
緋桜さんが美味しそうなイビキ夢を書いてらっしゃるというのに、
まだ遊びに行けていませんよ;;;;
来月は誕生祭もあるというのに…どうしよう、凹むわ;;;
周りの環境に振り回されないよう、なんとか生活リズムを立て直したい今日この頃です。

今年は桜が長続きしましたねv
私の花キューピットさんv緋桜さんも、どうぞお元気でね~vv
ほんっとに早く緋桜さんはじめ素敵マスターんちへ遊びに行きたいですっ!(涙目)




by ねね (2010-04-11 07:45) 

ねね



金鳳花さん こんにちは♪
ご来訪とコメントをありがとうございますv

お忙しい中を読みに来てくださり感謝の気持ちでいっぱいです!
そうなんですよ、もうホンマにスキでスキで大好きでどうしようもないの。
困ったわ~どうしましょ(笑)
うん。いつも一緒がイイけれど、逢えないのってのもね、萌える(爆笑)
子供の頃流行ったよろしく哀愁by郷ひろみ♪の歌詞が思い浮かぶ年頃です。うひょひょ;

お気遣いをありがとうございます。
実家へ様子を見に行く回数が減っただけでも随分楽になりました。
金鳳花さんもお忙しい毎日かと思います。
今日明日は暑くなるのに、来週はまた20度を切りそうですね。
どうぞお身体を大切に、お健やかな毎日を…
私もまたお邪魔させていただきます~vv



by ねね (2010-05-08 11:26) 

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