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macho [SS]

本日の妄想:五代目火影は商売上手!

あのCM 一目観たときから虜に! なんか可笑しい[揺れるハート]
脳内で素敵忍者に変換して観ています(笑)

 

 

 

 

 

 

                 ― macho ―

 

珍しく、隠れ里から離れた五代目火影は、ディレクターチェアーに深々と座りなおすと軽く咳払いをした。
火の国中心部にあるスタジオ内、多くのスタッフが緊張した面持ちで
機具の点検をする振りをしながら、この動向を探っているようだ。
このままでは、いつになっても撮影が終わらない。


「勿論、仰るとおり、もっと素晴らしい忍者も居る。センターを取るに足る美形がね」
上等の背広を着込んだクライアントの眉がピクリと動いたことを、綱手は見逃さなかった。
「しかし生憎、里で待機中でしてね」
綱手は手入れの行き届いた爪を退屈そうに眺めながら呟いた。
「でも、まあ、火影である私からの緊急呼び出しとあれば…」
「是非、サンプルを!」
クライアントが身を乗り出して懇願する。
「シズネ、カカシとゲンマ」
「はい」
シズネが印を組んで分身・変化した。
クライアントから驚嘆の溜息が洩れた。
「是非!是非彼らを!」
ぼふんと煙が上がり、カカシとゲンマが消えた。

「カカシ先輩なら仕方ないな」
とヤマトが呟く。
「ちっ、面倒くせえ。昼寝してる方がマシだぜ」
とシカマルが唸る
「なんですと? この私がセンターではないですと?」
エビス、止しな。 おまえにも出てもらうさ。シカマルもヤマトもライドウも2列目だ。 アオバとイズモ、
コテツは3列目でいいな? サイ、おまえ、微妙だな。 まあいい。 お偉いさんたち、言っとくが待機中の里が誇る上忍と特別上忍を呼び寄せるんだ。 …この意味、わかるだろ?」
指をすり合わせて札を勘定するようなジェスチャーにクライアントが息を呑む。
小声で話し合った後、胸を張って答えを出した。
「良いですとも」
綱手は微笑みながら、恭しく巻物を取り出す。
煙と共に現れたカカシとゲンマを満足気に眺める綱手は一層妖艶に微笑んだ。
「これで細マッチョは決まりだな」


「あ、そうだ、あのねえ…ゴリマッチョの方なんだが」
綱手が大きな胸を抱え上げるように腕組をした。
「モノは相談なんだが、若いのばかりでいいのかい? ナイスミドルもどうだい?」
「ええっ?そんな方もいらっしゃるのですか?」
「木の葉隠れの忍者を舐めて貰っちゃ困るね。 奴は私のガキの頃からの付き合いだ。
一声かければ飛んで来るさ。 しかし伝説の三忍と謳われた男となると、ギャラの方も破格でないと…」
再びクライアントが小声で相談する。
「いいでしょう、小切手で」
綱手はふんと鼻で笑った。
「あ、そうそう、ゴリマッチョのセンターはイビキでいいかい? ちょっと強面過ぎやしないか?」
「ええ、確かにそうですね。 忍者の皆さんですから顔の疵は珍しくないのですが…。他にセンターを努める人材がお有なら…」
「あるさ、勿論。シズネ、サンプル」
「はい」
「おお!これこそゴリマッチョ! 是非彼らを!」
綱手は頷くとまた別の巻物を取り出した。
「あ、確か奴ら、二人とも休暇中だったなあ。その分割り増しになるがいいか?上忍だし、高くつくよ?」
クライアントは渋々頷いた。
綱手の口角が人知れず上がる。

 


センターを取るカカシとゲンマが往年の軽快なディスコサウンドに乗って歩む。

一方のセンターを取るガイとアスマが退きながら、バーベルを上げ下げする。
ガイにいたっては、曲名通りハッスルしてノリノリで役になりきっていた。
自来也とイビキが男の色気此処にありと謂わんばかりの視線を投げかける。

再びカカシとゲンマ、それに続くシカマル・ライドウ・エビス・ヤマト・サイ・アオバ・イズモ・コテツ
が、不適な笑みを浮かべつつ、投げキッスを送る。


感極まったような小さな悲鳴がスタジオのそこかしこから上がる。
スタッフの女子達のみならず、そっちの気のある男子達もバタバタと失神した。



何度かリハーサルを繰り返し、本番を撮り終えると、綱手は自信たっぷりにクライアントに向き直った。
「どうだ?木の葉の忍は?見せる為だけの筋肉なんかじゃない。鍛え上げられた本物の肉体美の感想は?」
「いや、もう、素晴らしいの一言に尽きます! それで、 あの、あちらの、あの方は?」
クライアントの視線の先にはもじもじと立ち尽くすイルカがいた。
「ああ、イルカか。 奴は中途半端だろう?」
「なんというか…お顔はゴリマッチョでも良いくらい凛々しいのですがそれほど筋肉が大きくないし、
細マッチョには少し無理があるかと」
「…だろ? 凄くイイ奴なんだ。 優しくて真面目で働き者で。 今回は出番が無くて可哀想になあ。
お偉いさん、この次、新しい商品のコンセプトがソフトマッチョでいくときにはイルカを使ってやってくれ」
クライアントは綱手の申し出に胸が熱くなった。
ひがまないよう そねまないよう 
個性豊かな忍達を束ねる五代目火影綱手の人徳を垣間見た気がした。

「で、これ、仮契約書。 印鑑とサイン、それに手付金として5%先にもらっとくよ」

同時にそのしたたかさに、火の国トップの飲料メーカーのお偉いさんも脱帽するしかなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 





 


コメント(4) 
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コメント 4

ねね



緋桜さん こんにちは♪
ご来訪とコメントをありがとうございますv

臨・者の書のプロフィールだと充分細マッチョの範囲に入ると思うのですが、
むちっとした筋肉がついてるだろーよと想像させる絵面が多いでしょ?(笑)
綱手様はシッカリ者だと妄想しています♪
因みに裏設定では口寄せしたマッチョマン達のうち数名は影分身(爆笑)
そんなことするトコがギャンブラーです。

お昼?なんでもええで~♪
だってこれから20日ほどお昼ご飯作らなあかんもん(笑)


by ねね (2009-03-24 15:22) 

ねね



ケイさん こんにちは♪
ご来訪とコメントをありがとうございますv

アスマもガイもギャランドゥがしっかり見えてるよーっ!
ケイさんは是非、メイク係りのオネエサンとしてスタジオ入りしてくださいな♪
1テイク毎にアスマの髭を整えたりシカマルの髪を結い直したりしてやってくださいv
あ、ガイの顔の油分も抑えてやってね、テカるから(笑)
イルカは「まあ連れて行きゃぁ何かの役に立つだろう」と同行させられてます。
そしてしっかりお役に立ったのでした(笑)

ケイさんに笑って頂けてとても嬉しいです!笑うかどには福来る♪ ってねvvv
CM、是非脳内変換してお楽しみくださいませ~^^





by ねね (2009-03-24 16:22) 

ねね



ナナさん こんにちは♪
ご来訪とコメントをありがとうございますv

うふふvv既に脳内変換して、観てしまったのね~vvv
そうそう、彼、張り切ってますよね?ハッスルしてるよね?だから彼がカカシ!
カカシって結構ピュアなところあるから、素直に頑張ってマス(爆笑)
ゲンマの方が年上だしクールな感じするもん♪
イルカは身の置き所が解らずもじもじ…中途半端に裸体で待たされてるから(笑)
笑っていただけて嬉しいです! 
春なのでアホな私は余計にアホになってま~す(笑)







by ねね (2009-03-24 16:40) 

ねね



金鳳花さん 一括読みありがとうございました!

レスが遅れてしまって申し訳ございません;;

カカシが使ったボトル、撮影後のスタジオ内で女子と一部の男子で取り合いになりそう(笑)

あっという間に4月ですね。
なんだか寒い日が続いていますが来週には暖かくなりそうv
季節の変わり目はご家族の皆さん共、体調を崩されませんよう…


by ねね (2009-03-30 19:18) 

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