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万聖節 [SS]

本日の妄想:イルカ先生は異国の風習に疎い 興味無し 関係ねえやどうでもいいと思ってる
なのにアカデミーPTAからの急な要望で行事を行う羽目になって困ったら面白いなぁ(笑)
ハロウィーン記念妄想駄文です。

次女もパーティーしようなどと言います、困ったもんだ;;
新聞を丸めてキッチンペーパーをのりで貼って色塗りして、おばけかぼちゃを手作りしてます;;
無視するのも可哀想なので、とりあえずおやつは南瓜入りパウンドケーキを作ろう♪

 

081031_145117.jpg

 かぼちゃ入りパウンドケーキ、焼きました~♪ 
 次女が作ったおばけかぼちゃ、ハバネロに見える(爆笑)

 

 

 

 

         ― 万聖節 ―

 

秋の夜長は人肌恋しい 人恋しい
なんだか急に会いたくなって、会社帰りに寄りますといつもの鳥に託した。

ドアをノックする前に勝手にドアが開いて驚いた。
「こ、こんばんは お邪魔します」
「おう、ちょっと取り込んでるけど、適当に座ってくれる?」
部屋に入ってまた驚いた。
イルカさんが10人もいて、オレンジと黒の紙や風船と格闘している。
「今夜中にやっつけなきゃならないんだ。散らかっててごめんな」
今喋ったのが本物かしらと思いながら、邪魔をしないように部屋の隅に進む。
「アカデミーの職員全員で手分けして持ち帰ってるんだ。商店街も飾るんだってさ。まったくもう…」

一番近くにいたイルカさんがにっこり笑って、出来上がった飾りを除けて場所を空けてくれた。
お礼を言って座ったものの、10人のイルカさんに囲まれて、落ち着かないったらありゃしない!
「…あの、私もお手伝いします」
10人のイルカさんがありがとうと言ってにっこり笑う。
「じゃあこの飴玉とクッキーを袋に詰めてってくれるか?」
物凄い数だ。
イルカさん10人がかりでも大変そうだ。
私は野麦峠の女工さんのように黙々と作業する。

「今年からやるんだってさ、ハロイーンパーティー。異国のもんなのになあ」
一番近くのイルカさんが口を尖らす。
ハロイーンなんて可愛い言い間違い。
いや、本人は本当にそう思ってるのかも。
「よし、じゃあ半分は提灯作ってくれ」
「よっしゃ!」「任せとけ」「おう」「押忍!」「わかった」
提灯って、ああ、ジャック・オ・ランタン・のことね?
もう、ホントに一々可愛いなあ。
口々に返事をした5人のイルカさんが移動して、南瓜を切って掘り始める。

恐らく本体だと思われるイルカさんが出来上がった飾りをダンボールに詰め始めた。
「ハロウィーンパーティーなんて楽しそうじゃないの。私の子供の頃は無かったわ」
なんだかウキウキして、私も自分が詰めたお菓子の袋を別のダンボールに詰めながらそう言った。
「いや、だってあれは異国の宗教絡みの風習だろ?基盤もない土地だと単に商業主義に則っかってるだけだ。皆それに踊らされてるだけだよ」
いつになく厳しい口調のイルカさんを見つめると、私の視線に気付いたイルカさんも動きを止めた。
「いいじゃない、異国の風習が入ってくるってことはそれだけ世界が平和だってことよ」
「そうかよ、でもオレは気に食わねえ。訳もわからず子供が骸骨の仮面被ってるのってどうかと思う」
「確かにね。魔女とかドクロとか気味悪いわね」
「大体なあ、クリスマスツリーって知ってるか?あれ、昔、教会を建てるときに生贄に馬とか埋めてたらしいぜ。その代わりなんだとさ」
イルカさんは大袈裟に溜息を吐いた。
「異国の風習がダメだって言ってるじゃないよ。文化を否定する気はない。物事の本質を見なけりゃならないって言ってるんだ。でなけりゃ金儲けに利用しようとしてる奴らの思うままだ」
「そうね。イルカさん、先生なんだから、そこんところは子供に教えてあげればいいのよ。そしたら子供は家へ帰ったらお家の人にハロウィーンの何たるかを説明するわ」
「…そうだな」
「そうよ」
うんうん頷き合って微笑み合う。
自然に距離が縮んで、唇が触れ合う。
頬を摺り寄せ、抱きしめ合う。
「カリカリしてごめんな」
私は首を横に振って、イルカさんの首に腕を回す。
うっとりと瞳を閉じて、イルカさんの匂いを胸いっぱいに吸い込んだ。
ゆっくり眼を開けて、また吃驚した。
9人のイルカさんが怒った顔で私達を見てる。
「…やだ、怖い」
「あ!」
イルカさんは慌てて術を解いた。
9人のイルカさんが煙と共に消え去った。
「みんなオレだから。みんなキミに惚れてんだよ。だからみんな妬いてる」
真っ赤になったイルカさんは私を抱き上げると、噛み付くようなキスをした。

明日は早いのと言う私をイルカさんが家まで送ってくれた。
別れ際にもう一度キス。
離れた唇がまた触れ合うくらいの距離でイルカさんが話す。
「月末、31日の晩さ、泊まっていいか?」
「うん。でも何故?」
「……万聖節だろ?妖精が悪さしないように護ってやるよ」
私は可笑しくて笑い出した。
あれほどこき下ろしてたのに。
「ほら、玄関先にな、妖精の為のミルクを半分入れたコップを置いとかなきゃなんないし…」
イルカさんも笑い出す。
「それとも一晩中南瓜畑でかぼちゃ大王が来てくれるのを待つ?」

泊まりたきゃ泊まりたいって素直に言えばいいのに。
意地っ張りねえ。
そんなとこも好きなんだけどね。

 

 

 

 


コメント(3) 
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コメント 3

ねね


ケイさん こんにちは♪
ご来訪とコメントをありがとうございますv

そうそう!イルカ先生10人に囲まれた日にゃ、そりゃもう、そうゆう妄想が溢れても仕方ないですよ(笑)
もしこの話に蔵バージョンがあったら、絶対複数になっちゃうところです(爆笑)

うん!イルカ先生は頑固なんだぁ…根はミーハーな癖に意地張ったり(笑)
アハハvウチのイルカ先生は言い間違いが多くてカタカナに弱いという設定です。
さすがケイさん!ご名答♪万聖節はお菓子より悪戯を取る漢イルカ先生です♪

あ、昨日のアニナルね、とーってもよかったよ!凄く丁寧でね、感動しました。 
とにかく奈良親子がvv 302話、DVDになったら是非ご覧くださいね♪




by ねね (2008-10-31 15:51) 

ねね


緋桜さん こんにちは♪
ご来訪とコメントをありがとうございましたv

野麦峠、HITした?よっっしゃあー!緋桜さんが解ってくださって嬉しいっ!(爆笑)
思春期の頃は色々ギャグにしましたよ。必死のパッチで単純作業をこなす事を喩えて野麦峠。意地悪な子には「あの子鬼畜いなあ」って(笑) 悪魔が来たりて笛を吹くは悪魔が来たりてケツを拭くと言いながらお尻に触るのが流行りました。
…うん、置いてってるよ確実に。なのに反省しない私(←開き直り:笑)

イルカ先生は、泊まるには口実が要ると思ってるんですよ。
相手が一般人の娘さんなら尚の事。常に真面目なお付き合いです。
楽しんでくださったようで、嬉しいですv 

今日はとても良いお天気ですが、明後日あたりに崩れるそうですね。
そのあとまた寒くなるんだとか。
猫ちゃん腕枕で温かそうでいいなあ~♪
風邪ひかないよう、どうぞお元気お過しくださいねv






by ねね (2008-11-05 10:35) 

ねね


金鳳花さん コメントをありがとうございます♪

うふふな一夜、あったりまえですよー!悪戯しまくりですよー!(大声)
作業必死なイルカ先生、根が真面目ですからねえ、時々黒いですが(笑)

全部判ってくださるなんて、嗚呼、金鳳花さんは心の友だわ(爆笑)
プールの中で逆立ち=犬神家は定番ですよね♪
気持ち若いのはイイですよ~vv 私、時々疲れます(笑)
またあらふぉーにしか判らないコネタをこっそり仕込んで書いてみ~よおっと♪
by ねね (2008-11-11 14:00) 

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