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我侭 [SS]

本日の妄想:イルカ先生は極稀に我侭。
の妄想駄文。
可愛い我侭なら許してあげる♪

暑い暑いと文句を言ってましたが、こんなに雨天続きで急に涼しくなられたら、あのギラギラ太陽の容赦の無さが恋しくなります。 って私がめっちゃワガママやん!

 

 

              ― 我侭 ―

 

ぐっと顎に力を入れて唇を引き結ぶイルカさんを見上げる。
疵のある鼻で、短く嘆息すると踵を返すので、私は慌てた。
急いで、貝殻とビーズで出来たアクセサリーを、指と腕と首と耳から外す。
「すみません、また今度…」
と露店の若い人に言い残して。

「なによ~?あの態度…。大人気ないわね」
なるべく明るい声でそう言って腕を絡めると、汗ばんだ肌が苛立たし気に腕をかすめて、
その先にある私の手をぎゅっと捉えた。

イルカさんは何も言わないで、奥歯を噛み締めたまま前を向いて、ずんずん歩く。
「珍しいから見てみようって言ったの、イルカさんじゃない」
繋いだ手にもう片方の空いた手を重ねて、少し引っ張ってみる。
けれども、イルカさんは歩くペースを崩さない。
「・・・・・・ねえ?」
何も言わないイルカさんにはお手上げだ。

久しぶりのデートなのに、ぐるぐる歩き回るだけなんてまっぴらだ。
新品のサンダルの所為で、足の小指が痛い。
「ちょっと休憩しようよー」
木陰にベンチを見つけたのでそう言ってみたら、イルカさんは何も言わずに腰掛けた。
汗がこめかみを伝っている。
タオルハンカチでぬぐってあげると、やっと顔から険が取れた。
「あ、アイス売ってる。買ってもいい?」
返事も待たずに私はアイスを買いに走った。

「あいつ・・・・・」
「え?」
イルカさんはアイスを食べた終えた後、おもむろに話し出した。
「あいつ、お前に、お前の左手に指輪嵌めたんだぜ。冗談じゃねえ」
私は、横柄な態度でふんぞりかえるイルカさんを凝視する。
「何が手作りだ。あんなのちっとも〝ステキ〟なんかじゃねえぞ」
イルカさんの眉間に皺が寄ってる。
「ちゃらちゃらしやがって…近頃の若いヤツは、なってねえ」

私は可笑しくて愛おしくて、思わず頬にくちづけた。
「な、何すんだ?人前でみっともない」
イルカさんは真っ赤な顔をして私を睨みつける。
何するんだ?なんて返事に困る。
ただ大好きが溢れただけだから。
「・・・大好き」
瞳を見つめて、素直にそう呟いたら、一呼吸置いた後、イルカさんが圧し掛かってきた。
―― 情熱的なキス。
これって頬にキスされて怒った人がすることですか?
呆気にとられる私に、ベンチから立ち上がったイルカさんが笑いかける。
「腹減った。メシ食いに行くぞ」


ああ、なんて正直で我侭なひとなんだろう。

 

 




 

 


コメント(1) 
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コメント 1

ねね


ケイさん♪ こんにちはv
いつもコメントをありがとうございます。嬉しいですvv

うおおっ?自分で気付かんかったけど、何気にその前にアップしたものと
繋げて読めますね♪ 
早よ、申し込めばいいのにね~、何してんでしょう?このふたり(笑)
イルカ先生は独占欲、強いと思いますよ。カカシほどじゃないけどね(笑)

夏休みが終わりましたね!
でも夏休み終了と同時に暑いってナニ?!
ケイさんとケイさんのご家族がこの暑さに負けませんよう、
どうぞご自愛くださいませねvv


by ねね (2008-09-01 09:23) 

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