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夢魂 [捧げ物]

如月ケイ様へお祝い夢として捧げました。
大人表現を省いたショートバージョンです。
といっても、少しはあるので、閲覧は自己責任でお願いします。子供は帰りなさい。


ケイ様のご希望は・・・・・
   ・アカデミーの資料室 とか 飲んだ帰り道
   ・想いを全て詰め込んだような熱いキス
   ・「オレのもんだ」と言われたい
   ・我慢し切れないイルカ先生
   ・秘めていて何かを切欠に爆発するイルカ先生の想い(ウチのはコレばっかり:笑)

ヒロインは見習教員のケイちゃん。
イルカ先生アカデミーは勤務2年目 ちょっと若いです。
ま、色々と若気の至りということで、ご勘弁を(笑)

名前変換は出来ません。 悪しからずご了承願います。

 

         ― 夢魂 ―


いつの世も女の子は夢見がち。
女の子はお喋り好きでよく笑う。

遠い昔、誰を好きなのかを打ち明け合う少女達の瞳は、
きらきらと宝石みたいに輝いていた。

「イルカ君がいいな。私、やっぱりイルカ君に決めた!」
ええーっという少女達のブーイングにもケイは退かなかった。
「だって、川の上を綱渡りして落っこっちゃうんだよ?」
「いっつもふざけてばっかでさあ」
そうそうと少女達は眉を顰めた。
「ケイなんて、ミズキから好きだって言われてるじゃん?」
「そうよ、ミズキにしなよー」
「私はイルカ君が好きなの!」
きっぱりとそう言い切るとケイは土手から立ち上がった。
「じゃあさ、告白しちゃえば?アカデミーの卒業式が終わったらすぐに出発なんでしょ?」
そうよそうなさいよと盛り上がる少女達にケイは首を横に振った。
「しないよ。あのね、いつか大人になったら悩殺するの、ね?」
キャーやだーうそーエッチーと少女達は口々に騒ぐ。

他愛ないお喋り 甘いお菓子 可愛い小物
里で過ごした少女時代のすべてがケイは愛おしかった。
「パパの仕事で仕方なく引越すけど、絶対に里に戻ってくるから、ね?
そのときは一緒にまた甘栗甘へ行こうね。ずっと友達でいてよ、ね?」
「うん、ずっとずっと友達だよ」
「絶対、戻ってきてよ」
「私のことも忘れないでね」
夕闇が迫る川の土手、少女達には夢がいっぱいあった。
少女達は、願えばなんでも叶うほど強いパワーを秘めている。

 

 

あれから十数年・・・・・

「ふむ、よかろう。明日からアカデミー見習教員に任命する」
火影は書類に大きな印鑑を真っ直ぐに押した。
「薬草に明るいとな。くノ一クラスの補佐にうってつけじゃろう」
パイプを燻らせながら火影は眼を細めた。
ケイは執務室を後にして、エビスと共に職員室へ向かった。
「教員には昨年からイルカとミズキが就任していますよ」
エビスは神経質そうに黒眼鏡の淵に触れた。
「ま、あの二人よりなんかより分からない事があれば、遠慮なくなんでもこの私エビスに…」
ケイにはエビスの言葉など耳に入っていなかった。

 ― イルカ イルカ イルカ 
ケイの夢魂がイルカを呼んでいる。

職員室での再会は呆気なかった。
緊張した面持ちのイルカはいつもの癖で鼻疵をぽりっと掻くと、恥ずかしそうに笑顔で挨拶した。
ケイは異国で学んだように、背中をしゃんと伸ばして静かに微笑んで、握手を交わす。
ミズキは実に愛想よくケイに話しかけた。


その日の夕方、嘗ての少女達が甘栗甘で賑々しく集合した。
甘いお菓子を食べて 沢山お喋りして 笑う。
再会を喜び合い、綺麗になったねとお互いを褒め称え合う。
「ミズキさー、モテ男になったんだよー。ケイ、惜しい事したね?」
「イルカも教員になったなんて、なんか信じられないよね?」
「ケイ、もう二人に会ったんでしょ?ねえ、どうだった?」
「二人とも根っこは変わってなかったよ。私達だってホントは変わってないじゃん、ね?」
嘗ての少女達は頷いて賑やかに笑った。
「うん、そう、そう。女の子は一生おんなのこだもんね!」
「だけど大人の女はお酒が呑めるの! さあ、呑みに行こっ!今夜はオールよっ!」
嘗ての少女達は、まだまだ若くパワフルだった。


親の仕事の都合で異国を転々とした為か、順応性が優れたケイの里での新生活は充実していた。
明るく前向きな性格も手伝って、同僚や生徒からも慕われている。
イルカもミズキも昔の誼みで食事に誘うこともあった。

「そうか、ケイちゃんは卒業後は色んな国に住んでたのか。下忍のマンセル組む時に居なかったから
どうしたんだろと思ってたんだ。でもいいよなあ。オレなんて任務以外で里から出たことないよ」
イルカは自嘲すると、勢い良くラーメンをすすった。
「でも、もうここで落ち着けるんだろ?」
「パパもそろそろ引退だからね、火の国の中心部に落ち着くって。私だけ里で暮らすのは
反対だったみたいだけど、もう一人前なんだし。異国に住んだお蔭で多くのことを学んだわ。
体術も妖術も異国で習得できてよかった。あ、妖術って幻術みたいなものなの。でなきゃ
下忍の分際で見習教員なんて、ね?」
うふふと笑うと揺れるケイの胸元にイルカの視線が熱い。
「中忍試験、受けるといいよ。そろそろ願書提出の時期だから」
顔を赤らめたイルカが慌てて眼を逸らした。

 ― イルカ イルカ 私を欲しがって もっと私を見て
ケイの夢魂はイルカを強く求める。
毎晩のように、夢の中でケイはイルカに溶かされる。

 

「中忍試験合格おめでとう!今夜お祝いしようってアカデミーのみんなが…オレ、幹事なんだ」
「そんな…恥ずかしいからいいわ」
イルカに呼び止められ、廊下を歩きながらケイは肩を竦めた。
「頼むよ。もうみんな盛り上がってんだ。っつうか、飲みたいだけなんだろうけど」
「じゃあ、親睦会ってことで。私の合格祝いはついでに、ね?」
イルカはにっこり笑った。
「ケイちゃんの口癖、昔っから変わってないな」
「え?」
「癖って自分じゃ気付かないらしいからな。ね?って、言うだろ?」
「あ…」
イルカは笑いながらケイの肩をぽんと叩いて踵を返した。
ケイは頬を赤らめて、歩くと揺れるイルカのトレードマークの後頭部を見送った。


その夜、合格祝いという名目の飲み会が行われた。
ミズキは、酌をする為にケイが席を移動する度に付いて回る。
金魚の糞かと同僚にからかわれると堂々とこう公言した。
「だって俺、アカデミーの頃からずっとケイが好きだったんだぜ」
対するケイは愛想笑いを浮かべながら、ぶんぶん首を横に振ってはっきりと否定した。
「私にだってずっと好きな人がいます。ミズキ先生たら、迷惑です」

綺麗な銀髪をかき上げる女の子のように整った顔立ちのミズキ。
ケイ達とは少し離れた所で、そんなミズキを眺めていたイルカは
ミズキのどこをとっても自分には無いものだと思った。
銀髪のミズキと金髪の巻き毛のケイとは似合いの二人だろうと想像して睫毛を伏せた。
酔った勢いで強引にケイの肩を抱き寄せるミズキを見るに耐えかねたイルカは、そっと外に出た。

「イルカ君も煙草、吸うんだ」
気配を絶って近づくケイの言葉にイルカは驚いた。
「私にも一本くれる?」
ケイはイルカに火を分けて貰うと深く煙を吸い込んだ。
「主役が出て来ちまっていいのか?」
「だってミズキがしつこくて…っていうか先に出て行った幹事がソレ言うの?」
そうだったなとイルカは乾いた笑いを洩らした。
近づかず、かといって 遠ざからず、微妙な距離で二人は黙って紫煙を燻らせた。
二人で居ると、沈黙ですら心地良いのが不思議だった。
「そろそろ戻ろうか?」
「うん」
足元がふらついたケイを素早くイルカが支えた。
ケイは礼を言うと、逞しい腕に自分の腕を絡めて胸に引き寄せた。
イルカが一瞬息を呑んだのが分かった。
「今夜は送って。ね?」
見上げるケイにイルカは前を向いたまま短く返事をした。
胸に触れるイルカの腕が緊張している。

 ― イルカ イルカ 私に気付いて 私を感じて 私を本気で欲しがって
ケイの夢魂は飽くことなくイルカを求める。
胸がイルカの逞しい腕を思い出す。


ミズキとイルカ、どちらがケイを送るかでちょっとした諍いがあったものの
幹事だからという大義名分でイルカは堂々とケイをエスコートした。
呑んだ後は夜風が気持ち好い。
他愛の無い言葉を交わし、ゆっくりと歩く。
家に着くのを拒むように、二人はゆっくりと歩いた。

「上がっていって」
イルカの瞳を挑むように真っ直ぐ見つめて、ケイはそう言った。
イルカは耳まで真っ赤になって、数回瞬きしたあと眼を泳がす。
「こ、こんな遅い時間に女の子の家になんて上がれないよ」
三軒向こうの屋根の上に、ケイはミズキの気配を感じた。
ケイはそちらへ視線を漂わせながら、うっそりと笑う。
「もう、女の子なんかじゃないわ」
そう言って、濡れた瞳でイルカをじっと見つめた。
「イルカ君だって、今はアカデミーの悪戯っ子じゃない。もう、立派な大人の男だわ」
ギリと音がするほどイルカが奥歯を噛み締めたのがわかった。
風が強く吹いて、木々がざわめきたった。
「上がってっていう意味、解るでしょう、ね?」
イルカは喉仏を大きく上下させた。
黒い瞳の奥に熱いものが宿っている。
次の瞬間、ケイはイルカの腕に包まれた。
深夜の外灯の下、嘗ての同級生は視線を絡ませると、
十数年の想いを籠めた、熱く濡れたキスを交わした。
角度を変えて、貪るように何度も深いキスを繰り返す。
ケイはうっとりと熱い吐息を洩らした。
「…後悔させない」
低い声で耳を食むイルカがそう言った。

 ― イルカ イルカ ああ、やっと…
ケイの子宮がイルカを呼んでいる。


脚絆を脱ぐのももどかしく、縺れるようにベッドへ倒れ込んだ。
一秒たりとも待てないと云わんばかりにお互いの身体を弄り合う。
そんな中でも、今日支給されたばかりのケイの新品の中忍ベストだけは
丁寧に脱がせて床にそっと置くイルカに、ケイは思わず笑みを洩らした。
「待って…」
ケイはそう言うと、イルカの額宛を外して髪を解いた。
イルカの頭を抱いて、その髪に頬を埋める。
埃くさいようなアカデミー生とは違う、大人の男の匂いがした。

「ずっと、ずっと好きだった。また逢えて、こうなるなんて夢みたいだ」

イルカはケイが欲しかった言葉をすべてくれた。
それは、ケイが伝えたかったものと同じ言葉だった。
夢みたい。
本当に夢みたい。
何度こうなることを夢見ただろう。

「ずっとずっと、好きだったの。アカデミーの頃から」
「…一緒だな」
「うん」
「楽にして、そう、リラックスして…」
最高にセクシーな声でそう告げた口唇が触れる。

揺さぶられて翻弄されるケイは汗だくでイルカにしがみつく。
全身を強張らせるケイをイルカが優しくなだめるように抱きしめた。

「もう、ミズキには指1本触らせない」
ケイは帰り支度をするイルカを見上げた。
「ケイちゃんはオレのだ。オレもケイちゃんのだ」
「イルカ君…」
イルカは唐突に笑い、ケイの身体を引き寄せた。
「アカデミー時代とは違うんだぜ。いい加減イルカ君はよせよ。オレ達もう他人じゃないんだし」
ケイも笑って、イルカの広い胸に頬を埋めた。
「私の事もちゃん付けで呼ぶなんて、小さな女の子みたい」
「今日から変えよう」
「そうね、もう大人になったんだもん、ね?」
心のこもったキスと抱擁のあと、イルカは帰って行った。
空はもう白み始めていた。

 ― イルカ イルカ 私達やっとひとつになれた
ケイの夢魂が歓喜に震えながらイルカを呼ぶ。

翌日から呼び捨てにし合う二人に、アカデミーの同僚は噂をし合った。
大半がミズキを気の毒がる声だった。
それでもミズキはケイを諦めた訳ではないという事を、イルカは知っていた。
決して表面には現わさないミズキの冷酷さや執念深さを、
長い付き合いから、イルカは感じ取っていた。

 

夕日が差し込む資料室で、イルカは息を上げている。
イルカの可愛い恋人は奔放だ。
自分が何を求めているのかわかっている。
そして、それを手に入れる方法も。
ケイの睫毛が震えて、イルカを見上げた。
いつもなら、ここで我慢をするのが普通だった。
アカデミーで淫行に及ぶのは教員として如何なものかと自分でも思う。
いつもなら我慢して、どちらかの家でしっかりと愛し合うのが通常だった。
だが、今日は……。

今日の施錠当番はミズキだ。
イルカは時計を見た。
もうすぐだ。
来ればいい。
見せ付けてやる。

イルカは立ったまま後ろからリズムを刻む。
奥に届く度にリズムに合わせてケイが甘い声を洩らす。
イルカは頑丈に張っておいた結界を解いた。
さあ、来い! 
と思った瞬間、ミズキがドアを開けた。
二人の姿を目にしたミズキは絶句し硬直した。
ケイはイルカに夢中でミズキには気付いていない。
「ケイはオレのだ。オレのもんだ。オレだけのケイだ」
腰を打ちつけながら、ミズキをじっと見据えたイルカが宣言した。
ミズキが黙って立ち去ったのは言うまでもない。

 

いつもの甘栗甘で、嘗ての少女達がまた集う。
「酒呑む前に、よくも甘味なんて食えるなあ」
などと、イルカは半ば呆れたように感心するが、
女の子にとって、甘いものは別腹なのはいつの世も変わりない。
「ミズキ、ケイのこと諦めたみたいね。彼女できたらしいよ」
「あーあー、イケメンがまた一人減っちゃった」
「ケイはいいよねえ。昔、あの川原で言った通りになったんだから」
ケイは嬉しそうにうふふと笑った。
「夢ってホントに夢に見るほど強く願えば叶うんだって思うよ。
宣言するのも、自分に暗示をかけるいい方法かも、ね?」
「うわ~、経験者が言うと説得力有る~」
「なんか、当てられたって感じねえ。さあ!呑みに行こっ!」
結局そこか!とツッコミを入れ合いながら、嘗ての少女達はネオン街に消えて行った。


数年後、ナルトを庇って、ミズキが放った風魔手裏剣を背中に受けるイルカだが、
このこともその一因になったという事は、今尚、イルカの胸だけに秘めている。

 

 


2008.6.1
祝!6000打超
如月ケイ様へ
ねねより愛と感謝を込めて

 

 

献上後に気付いたんですが、ミズキはイルカより2歳年上でした                
  同級生ではなかったです;;
ごめんなさあああい!
あと、ミズキの嫌いな食べ物はラーメンですってよ
とことんイルカと相性悪いなあ(苦笑)

 

大人の貴女だけ完全版を『蔵』にてお楽しみください

 

 

我が愛しのドリー夢マスター如月ケイ様のサイトはコチラ

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是非、名前を呼んでもらってくださいね♪
マナーを守って訪問をお願いします

 

 

 


コメント(1) 

コメント 1

ねね


緋桜様
こんにちは ようこそお越しくださいました♪
蔵にも?嬉しい!熱烈歓迎致しますvv
ご丁寧なメールもありがとうございます!!
勿体無いお言葉を沢山戴いて、恐縮していますよ。
こちらこそどうぞよろしくお願いしますvv


アハハ、もう随分長らくwjでもアニナルでもお目にかかっていないので、かなり理想化してしまっています。
でもかっこいいと仰ってくださって嬉しいです!!ありがとうございます♪
昨日発売の缶入り飴イルカ先生を買ったんですが「違うーっ!」と思ってしまいました。
あんなに小さい黒目だったかしら?シカマルに見える…
イルカ先生は黒目がちの奥二重瞼だとばかり思ってたのに。
顎の形ももう少しシッカリしてた気がします(1巻比)
キャンペーンに使われるくらいだから、もしかしたら映画で出番が…!?
などと、淡い期待を本気で抱いています(笑)
書き散らかして、愛想のないブログですが、少しでも楽しんでいただければ幸甚です。

今日は本格的に梅雨だなあと思うお天気です。
体調を崩されませんようご自愛下さいね~♪


by ねね (2008-06-05 14:29) 

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