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マヨネーズ [SS]

本日の妄想:イルカ先生はマヨラー・・・・・ホントは本日じゃなくて、2年ほど前の妄想
じわじわ値上がりしてますね;;

 

 

   ―マヨネーズ―

久しぶりに重なった休日、遅めの朝御飯。
ハムエッグの上に、薄い黄色い物体を絞り出す愛しいひと。
それは、どこぞの世界の新撰組員かと見紛うばかりの量だ。
そんなの、かけなくたって、黒胡椒と岩塩できちんと味付けしてるっていうのに…
「ぅんまぁーいっ!」
口の端についた黄色い物体を舐め取るイルカさんが呻いた。
まことちゃんか!と心の中でツッコミを入れる私。

「ねえ? もしかして私とマヨネーズだったら、マヨネーズの方が好き?」
私は薄笑いを浮かべながら尋ねて、カフェオレをごくんと飲んだ。
イルカさんは一瞬目を丸くして驚いたあと、アハハと笑う。
「マヨネーズに決まってるじゃねえか。なに? お前、マヨネーズに勝てると思ってるのか?」

ああ……。
ああ、私は、負けたのか。
卵と酢と油で出来た調味料に、負けたのか。
この国で消費されるようになってまだ70年も経たない、コレステロールの素に。
火事や地震のときには、私じゃなくてマヨネーズを持って逃げるんだわ。

もういいや、お腹いっぱい。
「ご馳走様」
と合掌をして、食器を片付けに立ち上がった。
開け放した窓辺に小鳥がやって来る。

「あ、すまん。オレ行かなきゃ」
イルカさんはそう言うと忍服に着替えだした。
よくあることだ。忍だもの。
不平や不足を言うつもりはない。
私はその様子をチラリと横目で見てから食器を洗う。
黙ったまま、マヨネーズでこてこてに汚れたお皿を洗う。

「マヨネーズなんかと比べるんじゃない」
背後から教師らしいよく通る声でそう言われると同時に、
大きな手が頭を捕み、髪の毛ごとわしゃわしゃと振り回される。
「やーめーてよー」
顎を掴まれて天井を向かされて、真上からの、噛み付くようなキス。
それはやっぱり、マヨネーズの味。

玄関まで見送る私に、行って来ますと素っ気無く閉じられたドアが、また開いた。
イルカさんが、緊張してるような困ったような顔で鼻疵を掻く。
「すぐに戻るから、帰んないで待っといてくれよ。 ……思い知らせてやる」
そう言うと、にやりと笑って、この上なくぎこちない投げキッスを寄こした。

 

 

                                    

                                     所々実話、私のおバカな私生活(笑)

 

 

 


コメント(2) 
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コメント 2

ねね

いらっしゃいませ 金鳳花さんvv
そう、マヨラーなんです(←決め付け)
ご両親亡くしてるでしょ、子供の頃のイルカ先生はご飯にマヨネーズと醤油かけて食べたりしてたと思います。
合うよ~マヨと醤油♪ スクランブルエッグでやってみてみて(笑)

うへっ♪相手がイルカ先生なら乗せるのも乗るのもノリノリで(爆笑)

コメントありがとうございました(お辞儀)
by ねね (2008-03-15 17:31) 

ねね

ケイさん こんにちは
また来てくださって嬉しいわ♪
うん、旦那はマヨラーです(笑)
そして最後のイルカ先生の言動を除いた会話の端々が
私のリアル生活で繰り広げられています(笑)
男の人って「どっちが好き?」とか「どれくらい好き?」とか訊かれるの
嫌がるでしょう?え?違う?でも訊きたいの(笑)
なかなか好きだと言ってくれないO型漢が好きで仕様がないのよ~v
不言実行のO型漢なら尚の事!!
ケイさんの別館の開館、首を長くして待ってますよ♪
コメントをありがとうございました! 
ではまたね~vv
by ねね (2008-03-24 16:46) 

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