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イルカ先生誕生日駄文第二弾 [SS]

私、いつまで祝う気なんだろう???

イル誕SSの続編です。イルカ先生、それなりに苦悩しています(笑) 
註:大人仕立てになっておりますので、閲覧は自己責任でお願いします。


       ー言い訳ー

彼女を抱いて湯船に入った途端、聞こえた小さな呻き声。
「…ぅんっ、ルカさ……、ごめ……」
意識が戻ろうとしているのだろう、腫れた唇から詫びの言葉が漏れる。
「シーッ…シーッ…大丈夫、いいからこのまま、オレに凭れてろ……」

柔らかなガーゼで彼女の身体を拭いながら、耳元でそう囁いた。
蒼白い顔、眼の下には隈。
色々ごめんな ―― 心の中で詫びながら体液でめためたになった彼女を清める。

全身あらゆるところに滲む欝血の痕が痛々しい。
これって全部 オレが夢中になり過ぎて、やっちまった事なんだけど。

無茶させる気なんて無かったんだ。
いや、無かったといえば嘘になる。
冗談交じりにあと2,3回 なんて言ったし。
無事で帰ってくれるだけでいいのにプレゼントだなんて、彼女の優しさが愛おしくて堪らない。

彼女の泉は枯れることを知らない。 この事がオレを有頂天にさせる。

好きだ好きだ可愛い愛しい好きだ誰よりも愛してる好きだ好きだ大好きだ誰にも渡さない可愛い愛しい
好きだ大好きだ愛しい誰にも絶対誰にも愛しているから絶対オレのオレのオレだけの………!!

狂おしいほどのこの想いを、叩きつけるような形で激しく彼女を攻め続けた。
言葉で伝えるにはこの想いは深過ぎて足りない。
態度で示すとしてもオレは不器用過ぎる。
彼女を愛している、心の底から本当の本気で。
なのに、失神するまで止めなかったなんて。
「好き過ぎて変になっちゃう」
行為の最中に彼女が瞳に涙を浮かべてそう訴えることがある。
三週間の禁欲生活ってのは事実だけど、腰が止まんなかったなんて、ガキじゃあるまいし。
もう、何を言っても言い訳にはならない。

それに今夜は……
白状しちまうと、彼女の言った通りだった。
紅上忍のキスはとても巧妙で、流石は上忍だと思ったけど、オレも男だ。
負けずに応戦して夢中になってたところに、異様なチャクラを感じたら、彼女だった。
紫がかったピンクのチャクラが彼女の全身を覆っていた。
カカシ上忍の雷切は青く光るというけれど、彼女のあれも中忍のレベルを超えていたと思う。
キスの現場を見られてしまった事よりも、チャクラの異常さに驚いているところにあの台詞
―― 私のイルカさんから離れてください
腹の底にずんと来るような、心臓を鷲掴みにされたような衝撃。
あんな可愛いこと言うから、オレは余計に……
ああ、でも、こんなの、言い訳にはならないない。

最後にはオレにしがみついたまま彼女の意識が飛んだ。
悲鳴にも似た声でオレを愛していると言い残して、彼女は失神した。 
ぜんぶオレの所為だ。
 


飛び散ってこびり付いたお互いの体液を洗い流して、強張った彼女の筋肉を揉み解した頃、
やっと彼女の頬に赤みが戻った。

彼女の腕を首に絡ませて湯から上がると、彼女が呻きながらうっすらと眼を開けた。
「大丈夫だから、安心して今日はこのまま眠れ」
彼女の耳元でそう囁いて、ベッドの上に横たわらせる。
清らしさが戻った彼女の身体を丁寧に拭く。

柔らかな髪 完璧な鎖骨 腹を縦に二分するような腹筋 長い脚
古い縫い疵 まだ新しい小さな裂傷 大きな打撲痣 脛の水疱と瘡蓋は火遁の所為か


任務、頑張ったんだな と思う。

任務報告書には抜け忍相手の戦闘が5回と、賊相手の戦闘が8回と記してあった。
それに風の国から三日かけての帰還。

忍といえども、疲れないわけがない。
その上、酒だって滅茶苦茶呑まされてたのに。
何をどう言い繕っても、言い訳にはならない。
眼を覚ましたら、どうやって謝ろう?
彼女に布団をかけてやりながら、自責と後悔の溜息を吐いた。


「…嬉しいから、いいの。 貴方に抱かれるのは、素敵……」

夜明けが近い暗闇の中、彼女の掠れた声がそう囁いた。
 

うわ言? 寝言? それとも……?

ああ、まったく 彼女には参っちまう

菩薩様か 女神様か マリア様か 観音様か 

――― オレは いつも 彼女に 救済される。

 


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