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花 [SS]

本日の妄想:イルカ先生はパートナーのmonthlydayをさりげなくフォローできるデキた漢!
・・・・だといいなあ!!
マジで二日目はツライのでイルカ先生に癒されたい~~~いっ!

 

         -花ー

 

駄目駄目じゃん、私― 目を硬く瞑ってこめかみを強く押した。
何度やっても、思考回路が上手く繋がらない。 こんなんじゃ、仕事にならない。

化粧室で確認されたものに、溜息と共に諦めにも似た感情が洩れた。
なに? 今月は随分と早いお出ましじゃないの?
遅れて要らぬ心配するよりはいいかもしれないけど、こっちにだって都合ってモンがあるんだから。

これ以上無理してミスするよりはマシかも。
早退届けを受け取るボスが気の毒そうに眉を下げる。
こういうときに上司が同性だと助かる。
頭を下げて上司と同僚に侘びを入れながら退社した。

なんで里の中では携帯が通じないのかしらと憤りつつ、待ち合わせ場所の甘栗甘へ急ぐ。
連絡方法がイルカさんが飛ばす鳥だけだなんて……
折角のデートの約束だったけど、女将さんに伝言を頼んで家路へ。

そういえばお昼食べ損ねた。
まあいいわ、一眠りしたらさっき買ったおだんごを食べよう。
なんでだろ?アレの時って甘いものが欲しくなっちゃう。
部屋着に着替えてベッドに潜り込む。

 目が覚めたらもう夕刻を過ぎていた。
イルカさん、急にキャンセルして怒ってるかなあと思いながらキッチンでお茶を沸かす。
甘栗甘のおだんごはやっぱり美味しい。
突然、ドアチャイムの音。
だれ?

「だ、大丈夫なのか?」
イルカさんがドアの向こうでスーパーの袋を片手に突っ立っている。
「あ、イルカさん」
「あ、じゃねえよ。具合悪いんだろ?」
「え? あ、まあ…うん」
悪いといえば悪いけど、病気じゃないし、女の性だし と思って曖昧な返事をする。
いつになく焦った様子のイルカさんは脚絆を脱ぐと、そのままキッチンに入って行った。
「お前、いいから寝てろ」
私を見ずに水道を捻って何かしてる。
「…うん、ありがと」
下腹部の鈍痛と頭痛が再び襲って来たので、お言葉に甘えることにした。

 

いつの間にか、うとうとしていたようだった。
気が付くと私の背中にぴったりとイルカさんが添い寝している。
大きくて暖かな手を私の下腹部に押し当てて。
「イルカさん?」
「うん?」
私はうっとりと目を閉じてイルカさんの手の上に自分の手を重ねた。
「こうしていると、痛いの 少しはマシだろ?」
「うん、気持ちいい。ありがとう…って、でも、なんでイルカさんがそんな事知ってるのよ?」
私はがばっと起き上がってイルカさんを見る。
ぐわっ! おおーっと、ハリケーンだわ。 今、ごぼって出た。
「バカだな、もっとゆっくり動けよ」
「だから、なんでそんなこと知ってるの?」
「忍者だからな。女体に変化することもあるから色々わかるんだ」
へえーと感心しながらも、そんなことしないでよと叫びたかった。
にょたいにへんげ? 何それ? 女装ではなさそう。 忍者って不思議な職業ね。
「メシ喰うか?」
「ううん、まだいい」
おだんご食べたって言いにくいわ。
ベッドをトントンと叩くイルカさんに促されて、もう一度横になると今度は腰を摩ってくれる。
「なあ?……大事にしろよ」
何がいいたいんだろ? っていうより私はずっと気になっていた事を尋ねた。

「ねえ、こういう時って普通、男の人は避けるんじゃないの?女は不浄だとか言って……」
「不浄なもんか!」
イルカさんはきっぱりとそう言い切った。
「月のものは実を結ぶ為の花なんだから。花か咲かなきゃ実が成らんだろ?」
なんだか、涙が出そうになった。
アレのときって喜怒哀楽が激しくなるものね。
「だから、ここは大事にしろよ。命が育つ場所なんだから」
私の下腹部に手を添えてそう言ったイルカさんの声は、とっても優しかった。



                                       すべての女性に リスペクト!!!


 


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