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貯金箱 [SS]

本日の妄想:イルカ先生は小銭は貯金箱に貯める。ピンチの時にはお役に立つ小銭です。

 

 

        ―貯金箱―

 

チャリンチャリンと音を立てて、陶器の入れ物に小銭を落としていく。
ポケットの中から小銭をより分けて、小さい金額のものから順に落としていく。
「んー、そろそろかな…」
ずっしりとした重みを確認しながら独り言を言うイルカ。
初夏の日差しは夕方になっても力強くアカデミーの職員室に差し込んでくる。

ノックのあと、ガラリと職員室の戸を開けて金髪碧眼の少年が頭をぺこりと下げた。
「失礼します! あ、居た居た、イルカ先生!」
「おう! ナルト! どうした? 珍しいな」
最近、めっきりアカデミーに顔を出さなくなったナルトにイルカは嬉しそうに微笑みかけた。
思えばあのナルトがノックをして頭を下げてから職員室に入ってくるとは…
普通なら当たり前のことだが、イルカは彼のそういう小さな成長をも嬉しく思う。
「へへっ 久しぶりにイルカ先生とラーメン喰いたいなって思って。
そしたら、なんか腹ん中が味噌とんこつーって騒いでるんだってばよ」
ナルトは鼻の下を人差し指で擦って、笑いながらそう言った。
「そうか、本当に久しぶりだな。よし、じゃ、行こうか」
イルカは、立ち上がって帰り支度をした。
陶器の貯金箱を手に取ると底の蓋を開けて、中身を豪快に出す。
「…何やってるんだってばよ?イルカ先生?」
「ん? 何って、ラーメン代。この貯金箱いっぱいになったらラーメン2杯分なんだ」
困ったように眉をひそめるナルトの顔が、急に大人びて見えたイルカだった。

 

 

           5月は物入りですな。固定資産税やら自動車税やら学校の引き落としやら(苦笑)

 

 


 


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