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告白 [SS]

本日の妄想:イルカ先生は好きとかってあんまり言わない。 シャイだし頑固だし・・・
カカイルに於いてはありがちな設定です、ね?

 

 

          -告白ー

 

「あ~もう~どうなのよ~」
と思いながら残業を終えてオフィスの机に突っ伏して溜息をついた。
目を閉じたまま考える。

イルカさんとお付き合いを始めて早5ヶ月。
知り合って5日目で、「お付き合いしていただけませんか?」なんて律儀な言い方で告白された。
ああ、でもあれは告白じゃなくて付き合う申し込み?
嫌いだったら付き合いたいとは思わないわよね。
2回目のデートの別れ際に初めてのキス。
まあ、大人だし?普通っていえば普通のペースよね。
歩く時は手を繋ぐ。
食事の時は好みを聞いてくれる。
ちょっとしたケンカの後は花やチョコで機嫌を取ってくれる。
いつも穏やかに微笑んで冗談を言って笑わせてくれる。
―――なんだ、めちゃめちゃ普通じゃない。
この5ヶ月間の事を検証してみると、イルカさんて理想と言ってもいいくらい完璧に近い。

ただ、「スキ」とか「アイシテル」とか言われた事がない。
この事実は私を打ちのめす。

唇を噛み締めて心の中で「くっそぅー!」と悪態をつく。
どうしてやろう? 誘われても断り続ける? 
・・・・無理ね。だって忍と一般人、そうしょちゅう逢えるわけじゃないから。
誘われたら嬉しくってたまらないもの。

何度目かの大きな溜息をついて、頭を上げると今度は背もたれに思い切り身体を預けて反り返る。
窓の外、逆さまに人影が見えた。
うっそー、ここはビルの5階なのに、こんな事できるは忍しかいないわ。

慌てて窓を開けると信じ難い事に、月明かりの下イルカさんが木に垂直に立っている。
開け放たれた窓からの突風に、まだ残業している同僚からブーイングが起こった。
詫びながら窓の外のイルカさんに小声で尋ねる。
「何してるの?」
「送ってやろうと思って待ってるんだ」

手を繋いで他愛のない話をしながら私の家まで歩く。
先程までの想いが胸の内で燻り続ける。
「晩飯、一緒に喰えなくて悪いな。まだ仕事が残ってるんだ」
眉を下げて申し訳なさそうに言う。

「じゃ、オレ、仕事に戻るから。ちゃんと鍵かけてよく眠れよ」
唇に優しいキスを落として私に背中を向けた。
「・・・・イルカさん」
「ん?なに?」
「イルカさん、大好き」
振り向くイルカさんの胸に飛び込んだ。
もう、どうでもいいわ。
貴方が言わない分、私が言ってやるから。

   

 

ウチのダーリン(O型)も言いません。何故か聞くと、言う奴は後ろめたい事をしてる奴やと言います。


 

 


 


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