So-net無料ブログ作成
検索選択

桜花 [SS]

本日の妄想:イルカさんはお花見が好き。こういう年中行事を大切にしてそうです。
季節のうつろいを感じるイルカさんに感じる私です(笑)
3月21日の妄想駄文の続きかな? イルカ先生とお花見にGO!

 

            ー桜花ー

平日だというのに川沿いの桜並木の下は、朗らかな人々で賑わっていた。
お互い忙しい身だから休日が重なる事は珍しい。
だけど、お花見は絶対に一緒に行きたいから、そう約束したから、
昼休みにアカデミーを抜け出したイルカさんと手を繋いでどこに陣取ろうか等と話ながら歩く。
この時期 人々は皆、朗らかになる。
暖かな日差しと桜の花の所為。 そして何よりも里内が平和な証拠だ。
「そこにしようか」
イルカさんが小振りだが横に張り出すように枝を伸ばす1本の桜の木を指差した。
用意したお弁当を広げると、イルカさんが嬉しそうに旨そうと言ってくれるのが嬉しい。
出し巻き卵を一口でぱくりと食べると「おおー!うっまーい」と笑窪を見せてくれる。
煮物・和え物・揚げ物・焼き物・・・
そんなに喜んでくれるなんて頑張って早起きして一通り用意した甲斐があるわ。
「嗚呼、コレで一杯やれたら最高なのになあ・・・。仕事が残ってるから仕方ないよな」
自分に言い聞かせるようにそう言って、私の口に和え物を運んでくれる。
いやあ、なんか恥ずかしいけど嬉しいですよ、イルカさん。
「今度は夜桜にしようか。そしたら呑めるもんな」
海老の殻を剥いた指先をちゅっと音をさせて舐め取る。
「おお!この海老、ぷりっぷり!日本酒と合いそうなのに残念だな」
もう、さっきからそればっかり。
私は鰆の身を解してイルカさんの口に運ぶ。
「やっぱ春は鰆だよな?魚編に春だもんな」
・・・・・イルカさん、なんだか今日はお喋りね。余程お花見が好きなのね。
「ああー、旨かった!ご馳走さま!こんなに用意するの大変だったろ?ありがとう」
私の指先をぎゅっとするのは労ってくれる時の癖。
欠伸をした後、膝枕にゴロンと横になって、うーんと伸びをする。
まだデザートの苺があるんだけど、どうしよう? 
また食べさせてあげていいのかな?

                                      

                               花見というより餌付けになってしまいました(汗)

 

 


nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:blog

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。

×

この広告は1年以上新しい記事の更新がないブログに表示されております。