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ホワイトデー [SS]

本日の妄想:イルカ先生のホワイトデーは、ね~~

 

 

            -ホワイトデーー

ホワイトデーっていうものの意味とか意義とか、教えておくべきだったかしら。
私は今夜中に里へ帰還しようと必死に跳ぶ真っ最中だ。
幸い敵に遇うことも無くあと少しで着くだろう。
急な任務だったから約束を変更する間もなかったもの。
間に合えばいいのだけど。
大急ぎで報告書を出して更衣室でシャワーを浴びる。
忍服から私服に着替えてお化粧して、待ち合わせのレストランへ・・・・

予約の時間から1時間ほど過ぎていたからもう居ないかも。
そんな不安はレストランが入っている建物の角で掻き消される。
ああ、うれしい。
イルカさんは街灯に凭れて星を眺めて立っていた。
いつもの忍服とは違う、スラックスとピンクと白のピンストライプのシャツにブレザー。
イルカさんてピンクも似合うのね、惚れ直しそうだわ。
その横顔は私の大好きな笑窪と顎のラインを際立たせる。
私の気配に気付くと、イルカさんはこちらを見るよりも先に両手を差し伸べて大股で私に歩み寄る。
まるで、逢うと同時に抱擁するのが当然のように。
ぎゅうっと抱きしめられてイルカさんの匂いに包まれる。
「お帰り、無事でよかった」
「ただいま帰りました」
何度も繰り返されたこの挨拶は生きている事の証。
背中ととんとんされながらイルカさんの身体が冷え切ってる事に驚いた。
「すみません、遅くなって。ね、寒かったでしょう?お店の中で待たせて貰えば良かったのに」
イルカさんは口をへの字に曲げてうんざりしたように溜息をついた。
「今日が何の日か知ってるだろ?バカみたいなカップルばっかだぜ?」
どうやら、イルカさんはホワイトデーの何たるかを理解していそうだ。
でも可哀想に、随分当てられてたのね。ごめんね、私が遅れた所為で。
「じゃ、今度は私たちが見せ付けてやりましょ、ね?」
私が腕を絡ませながら甘えたように見上げると
「お、おい、よせよ・・・」
と言いながらも、レストランのドアを開けてくれた。
ホントにかわいい人ね。




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コメント 1

ねね


あっきいさん こんにちは
コメントをありがとうございますvv

レディファースト…そもそもか弱い女性を護ろうってのが気に要らんという女性が最近では多いようですが、仕草がさり気なければ大切にされてる感じがして私は好きです。
ウチの旦那もしませんよ。重い荷物だけは持ってくれますが(笑)
昭和のオトコには無理無理~(笑)
あ、でも、弟には中学生の頃からみっちり仕込みました。
嫁さんは私に感謝すべきです(笑)

イルカ先生とご飯!そうなのよ!
カカシだと緊張して気管に入って咽たりして大失態を晒しそうですが、イルカ先生となら、お替りだって出来そう(←するな!)
by ねね (2008-06-04 14:45) 

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