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散髪 [SS]

本日の妄想:イルカ先生の髪のカットは一体誰が?!むむっ?奥深い、不否が応でも膨らむ妄想・・・
血継限界の忍は木ノ葉病院内にある理容・美容室でカットすることに定められているかと思います。
だって髪にも髭にもDNAが・・・・他国の忍に渡ったらエライことでっせ。
の妄想駄文。髪切る?

 

 

             -散髪-

不思議だったの。
イルカさんの髪の長さは月日が流れてもあまり変わらない。
いつも同じ具合に後頭部でピョコピョコ跳ねる。
鼻疵やその微笑と同じ、イルカさんのトレードマーク。
いつの間に切ってるんだろう?どこの誰が切ってるの?
テーブルに頬杖をついて、テストの採点をしているイルカさんの後頭部を見つめる。
・・・・・・・まさか  ね? でももしそうならショックで寝込むかも。
瞬身で背後に回って心の中で誤りながら束ねた髪を引っ張ってみた。
「っ!イッテー!! 何するんだよ?!」
ああ、よかった・・・違ったわ。
叱られたけど安堵して笑みが漏れてしまう。
「ひっでーな、なに笑ってんだ?」
「え~、だって・・・」
言えないわよ、カツラじゃなくて良かったなんてこと。
「ね、髪切らせてくださいよ」
しかめっ面のイルカさんの眉間が緩んだ。

「2センチ、だから。な?」
「わかってますって!」
信用ないのかしら?
紐を解いて慎重に切りそろえていく。
前髪作ってやろうかしら?サイドにシャギー入れてみる?
色々想像しながら鋏を動かす。
「ね、イルカさん、いつもどうしてるの?」
「ん?散髪か? 自分でしてるよ」
へえ~、そうなんだ・・・・
「母ちゃんと父ちゃんが居たころには切って貰ってたけどな」
懐かしそうにイルカさんが話す。
「・・・・・・アカデミーの頃は担任の先生が切ってくれてた。
あ、火影様にも1回だけ切って貰ったことがあったけなあ」
肩に置いていたタオルを除けてぱたぱたと切れた髪の毛を払い落とす。
「ありがとう」
とイルカさんが言った。
ありがとうだなんて・・・・・
タオルでは覆いきれなかったイルカさんの服に飛び散った短い毛を
手ではたいて落としていると、鼻の奥がつんとした。
俯く私の手を取り引き寄せられる。
「ありがとう。何年ぶりだろ?誰かに散髪して貰うなんて・・・」
じっと眼を覗き込まれて、どうしよう涙が溢れそう。
「な、なんで泣くんだよ?」
イルカさんが慌てている。
なんでもないですと言いながら、イルカさんの首に腕を回して胸に頬を埋めた。
「これからは私が切りますから。イルカさんはもう自分で切らないで」

 


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