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枕 [SS]

本日の妄想:イルカさんの枕はそば殻で出来ています。
でもイルカさんは腕枕が・・・って妄想前にもしたな、確か。

 




          -枕ー

お天気が素晴らしく良いからお布団干して、シーツもカバーも洗って。
物干し竿の上でサーカスさせながらイルカさんの枕を干す。
しっかりと中身が詰まってる枕は毎夜、眠っているイルカさんの頭を支えてるんだわ。
眠ってるイルカさんを知ってるのはこの枕。
この枕がイルカさんが見る夢を知ってるのかもしれない。
充分にお陽さまを浴びて温まった枕に顔を埋めると、仄かにイルカさんの匂いがする。
胸いっぱいに吸い込んだあと、ヨシ!とばかりに気合を入れて家事に取り掛かる。

1週間の里外任務を終えたイルカさんが戻ったのは夕食にはかなり遅い時間だった。
抱擁し合って背中を3回トントン叩く。
「ただいま」「お帰りなさい、ご無事で何よりです」
お風呂に入って、他愛ないお喋りをしながら食事をして。
楽しい時間はあっという間に過ぎてしまう。
今日は休みだったけど、イルカさんと入れ替わりのように明朝早くから
任務が入ってる私は急に現実に引き戻される。
「あ、もうこんな時間。じゃ、私帰ります」
イルカさんはえっ?っていう顔をした。
眉間に少し皺を寄せて、そんな事言うなよって言いそうな顔。
上着を取るために立ち上がった私の肘を捕まえるイルカさんは、言葉を捜してるようだった。
「・・・・・・・・・もう、遅いから・・・・え・・っと・・・久しぶりに逢えたんだし・・・」
じっと見つめられて、どんどん顔が赤くなるのが自分でも解る。
前にも1度だけ泊まったこと、あるのだけど。
「泊まってけよ。オレ寝相良い方だし。布団も枕も1つしかないけど。
・・・・・う、腕枕、するから。な?」
「・・ずるいです、イルカさん。そんなこと言われたら帰れないわ」
イルカさんの腕枕は信じられないくらいに私の頚椎にぴったりと添う。
どんな枕よりも安眠できる。
それは前回検証済みだから。
「うん、帰るなよ。泊まってけ、な?」
イルカさんは嬉しそうにそう言った。
私の負けだ。
私に誂えたようにピッタリ合うあの最高の頚椎腕枕の誘惑に勝てるわけないもの。

 

 

インスパイアされた台詞が入った古い曲はコチラ
「あなたの枕を送って その頭を乗せて夢見る枕を そしたら僕のを送るから」 萌える!!
 

 

 


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