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時間 [SS]

本日の妄想:イルカ先生の腹時計は正確。

    


            ― 時間 ―

 

色の任務の後はイルカさんには逢いたくない。
取り澄ましてもボロが出るから。
1日以上経って、気持ちをリセットしてからイルカさんに逢いに行く。

「お帰り!」
休日の朝、早い時間なのにドアを開けたイルカさんが笑ってくれる。
「元気そうでよかった」
そう言って、抱擁し合って背中をポンポン叩かれるとホッとする。
「お休み貰えたの。イルカさんちでゆっくりしていい?」

人の家なのに我が物顔でゴロゴロして、イルカさんが家事をしているところや
テストの採点してるのを眺めてると、全部浄化されていくように思う。
短めの会話を繰り返したり、イルカさんにじゃれついたりしてのんびりと過ごしていると
時間の感覚が無くなっていく。
違う、本来の時間が戻ってくるんだわ。

イルカさんが難しい顔をして巻物を見ているから、そっと這って行って
胡坐をかいている脚の上に頭を乗せた。
「へへへ、やったー、膝枕ゲット」
「普通、そういうのはオレがやって貰う方じゃないのか?」
イルカさんは苦笑しながらも、じっとしてくれてる。
筋肉質な脚は膝枕には不向きだけど、こうしているととても安心できるから
少しだけこのままでいさせてね。
気持ち良くってウトウトしてると、イルカさんのお腹がぎゅるるうーと鳴った。
「うわっ、格好悪っ」
私が何か言う前に自分でツッコミを入れてから
「お昼だよ、何食べたい?」
と訊いてくれる。
イルカさんは時計も見ていないのにランチタイムだと言い切った。
身体を起こして時間を見てみたらホントに12時10分だった。
「オムライス食べたい。ね、一緒に作ろ?」

騒ぎながら一緒に作ったオムライスは優しい味だった。
ありがとう、イルカさん。
これでまた明日から元気で過ごせるよ。

 

 




                ・・・・・くノ一は大変なお仕事だと思います。

 


 


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