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鼻唄 [SS]

本日の妄想:イルカさんは機嫌が良いと鼻唄まじり。んんー、どんな歌かな?

   

                        ― 鼻唄 ―

「フフフンフ~ン♪」
特別機嫌の良い時のイルカさんの鼻唄。
何だったっけ?
絶対に聴いたことがある曲なのに思い出せない。

イルカさんは採点していたテスト用紙をとんとんと揃えてファイルに挟み終え、
コーヒーを持ってきた私を見てにっこりと笑った。
「ありがと」
短くそう言うとふうふう冷まして一口飲む。
「ああ、やっぱりひとに淹れて貰うコーヒーは旨いな」
なんて言う。
「ねえ、イルカさん、何かいいことあったの?」
私はにやける顔を誤魔化そうとしながら尋ねた。
だって好きなひとが幸せそうだと自分も嬉しくなっちゃうじゃない。
「え~?いいこと?」
「うん、上機嫌でしょ?鼻唄歌ってるし」
「そうか?歌ってたか?」
一層嬉しそうに笑いながら鼻疵を掻く。
「ね、何?教えて」
とうとう私も笑っちゃう
。「アカデミーの子供たちのこと?」
「うん、それもあるな。いくらやっても印の並べ方を憶えられなかった子が
今日やっと出来るようになったんだ」
「へえ~、良かったね。難しいことが出来るようになるのって嬉しいよね」
「それと・・・」
とイルカさんは勿体をつける。
「なあに?」
「・・・・来週末、連休取れた。温泉の宿、予約しといたよ」
「ほんとに?!」 
「ああ、ほんとに、来週、温泉で、一泊」
イルカさんは噛み締めるように一言づづ区切ってそう言った。
嗚呼、なんて嬉しい!
何着て行こう?
私の頭の中はちょっとしたパニックだ。

 

温泉宿で共に混浴のお湯に浸かりながら、イルカさんはまたあの鼻歌を歌ってる。
私はグルグル巻きにしたバスタオルを気にしながら、思い切って訊いてみた。
「ねえ、その歌なんだっけ?絶対に聴いたことあるんだけど思い出せないの」
白濁した湯を両手で掬っているイルカさんは不思議そうな顔をした。
「なんだ、知らないのか?渚のシンドバッド、有名だろ?」 

あ!そうか、あのフレーズそうよね、なんで思い出せなかったんだろ?
っていうかイルカさんてミーハーだったのね。
勝手に男性歌手の歌だとばかり思ってたからどの曲も思い当たらなかったんだわ・・・

なんかイルカさんの意外な一面を見た気がして嬉しくなった。
この温泉旅行中、よく鼻唄を歌ってるイルカさんの頭の中ではミニスカートの
女の子が歌って踊ってるのだとしたらちょっと妬けるけど…。
その辺はどんなもんだか、今夜じっくり聞いてみることにしましょう。

 

 

イルカさんがミーハーだったら面白いなと思います
すみません、漢イルカ大好きなのにこんな事させてしまって・・・・・

私は時々、甲斐バンドのきんぽうげを口ずさんでます。

 

 


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