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あたためて [SS]

本日の妄想:イルカ先生は鍛えてるしいつも子供と一緒なのでテンション高いせいか体温高め。
平熱で36.6℃ある。傍に居るとほっかほかです。
寿司職人にはなれません。

イルカ先生に温めて貰いたい方は続いて駄文へどうぞ

 

 

        ― あたためて ―

 

待ち合わせに遅れているのは、きっとまた誰かの仕事を手伝っているから・・・・
そう言い聞かせて小さく溜息をつく。だってそういう人だもの。

木枯らしが吹き抜けるアカデミーの裏門近く、人通りはなく既に陽は落ち、
建物の輪郭だけ薄らと紫色に縁取られている。

こんな事なら甘栗甘かどこかで待ち合わせるんだったわ。
足の爪先がじんとして指先がかじかんできた。
やだ、風邪ひいちゃう。
ほんの少しチャクラを練って体温を上げかけた時、
彼は瞬身を使い私の背後にぴったりと降り立った。

「ごめんな、遅くなって。寒かったろ」 
背後から両腕を回し冷えた両手を包み込む。
なんてあたたかな手。 
ぽかぽか、カイロなんかよりずっといい。
練りかけていたチャクラを止めてそのあたたかさに身を委ねた。

「・・・・冷えちゃったな、ごめんな」
イルカさんはあったかい。
心地よく温めてくれるから謝らなくてもいいのにと思うけど、
この大きくてあたたかな手を放したくないから黙っておこう。

「ごめん、ごめん、ごめんなー」 
何度も謝りながらぎゅうっと抱きしめて、身を屈めて私の肩口に鼻先を埋める。
背中もあたたまってきたよ。

「ほんとごめんてば、何か言ってくれよー」
顔を埋めたままくぐもった声で、抱きしめて赤ちゃんをあやすみたいに身体を揺する。
ああ!なんてかわいい人! クスクス、笑いがもれちゃう。

「何だよ?笑ってるの?」
降参。 
身体を反転させて向き合ったら真剣な顔でまだ謝る。

「こんなに冷えるまで待たせてごめんな」 

ああ、もう、貴方って人は。 私はずっと笑ったままだ。
本当に貴方はお陽さまみたいな人。

「何?どうした?」
「イルカさん」
「ん?」 
心配そうな顔。
「あのね、顔も寒いの」

彼は安堵の表情を浮かべたあと鼻疵をかいて少し赤面しながら、
額に こめかみに 頬に 鼻に 顎に そして最後に 唇に くちづけた。

 

 

 

 

 

あったまった? 
人肌が恋しい季節ですな~。
私は平熱36.4℃あります。
ダーリンに地球温暖化の原因のひとつとまで云われています。

 


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コメント 1

ねね


あっきいさん こんにちは いらっしゃいませ♪

イルカ先生は独りぼっちで頑張ってきたひとだから、彼女を一人で待たせることに異様なほど罪悪感があったらな~って思います。
『可哀想な事しちまった、ああ、どうしよう?』オロオロってな具合に(笑)

あ、カレーライスのやつ?凄いよねー!
私、アナログ人間ですからi-podとかも不思議で不思議で…
Faxだってなんで??と未だに思ってますから(笑)
等身大コピーか…いいなあ、ソレ(ぽわ~~ん)

本日もご来訪とコメントをありがとうございました♪
by ねね (2008-06-03 14:10) 

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