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にをい [SS]

本日の妄想:イルカさんは嗅覚が優れている。いや・・なんとなく、ね。鼻疵あるし(関係ないか) 
くんくんされたい方はつづきの駄文へどうぞ

 

           ― にをい ―


 

   酷い任務の帰り、思いがけずに彼に逢った。 
   受付に居る憧れのひと、尊いひと、うみのイルカ。

   その髪も瞳も漆黒で、様々な色が交じり合うこの里ではかえって新鮮だ。
   「お帰りなさい、お疲れ様でした」
  落ち着いた声でそう労ってくれた。
  私はぼんやりと黙礼してその場を去ろうとしたが、
   「あの・・」
   と呼び止められた。
   振り向くと、イルカさんがわずかに眉間に皺を寄せている。
  小さくすんと音がした。
  「変った火薬のにおいですが、 大丈夫ですか?」
   「え?」 
   なにが?と問いかけたつもりだったが、
  目の前にはイルカさんの瞳のような漆黒が広がるだけだった。

 

   「・・・よかった」 
   木の葉病院の一室で、目を開けたらイルカさんが心配そうに覗き込んでいた。
   焦点が合わないくらいに近くに居たので最初は誰かわからなかったけど。
   「ほんとによかった」 
   繰り返しそう言うと、子供みたいに嬉しそうに笑う。 


   イルカさんと逢わなければ危なかったという。
   開発されたばかりの毒が火薬に混ぜられていた。
   爆死せずともその煙を纏うだけで神経を侵され、機密をも自白するような代物。 
   仲間は一歩先んじていたから、私だけがその煙と粉塵を浴びた。
   己の未熟さに涙が出る。

  「大丈夫、ベストに染みたもので解毒剤が出来るらしいし、それが同盟国にもじきに行き渡る。
   ある意味、君は里を救ったよ」 

   そうよ、貴方って最悪の事態でも物事を良い方向に取れる希少なひと。
   だから私のあこがれ、尊いひと。

 

   イルカさんは笑みを浮かべながら額にかかった髪を撫で付けてくれている。
   なんでこんな風に触れるのだろう?
  なんで恋人にするような事をこの人はするのだろう?
   そう不思議に思ってたら、私の口から出た最初の言葉が
   「・・・・・コイビト」
   だった。
   他に言うべきこと ― お礼とか ― があるのに妙な単語を発した事に、自分でも吃驚狼狽した。
  だけどもイルカさんは両手を広げて私を抱きしめると大きく息を吸い込んだ。
   「うん、いいよ。恋人になろう。君のにをいが、ずっと好きだったんだ」 

   嗚呼、イルカさん!
  私はほとんど話してないけどとんでもないお喋りなのよ、それでもいいの?

 

 

 

相変わらず支離滅裂です・・・・

  


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