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くしゃみ [SS]

本日の妄想:イルカさんのくしゃみは豪快。  吃驚したい方は駄文へどうぞ。

 

  

           ― くしゃみ ―

 

「へーーっくっしょーーんん!」

ビクッ と身体がはねる。 
彼の、じゃなくて私の。

「あーもう吃驚した!」 
「あ、ごめんごめん、ティッシュ取ってくれる?」
イルカは暢気に鼻をかんでいる。

お互い持ち帰った仕事をしていたのに、吃驚して字が変になってしまったじゃないの。
「修正液貸して」 
イルカは黙って修正液を手渡してくれた。
あーもー汚くなっちゃった。
視線を感じて顔を上げるとイルカが手元を見ている。

「何?」
「あ、いや、大丈夫だった?」
「うん、大丈夫にするからいいよ」 
慎重に修正をかける。 と 又
 
「はーあーっくっっしょおおーんッ!」

・・・・・うわっ また 手元が狂った・・・ 

「もう!イルカさん!わざとやってる?!」 
思わず声に非難の色が混ざる。
「わざとだなんて、そんな事するわけないだろ」
私は頭を振りながら溜息をつく。

 

「・・・親父譲りなんだよ」 

修正の手を止めて彼を見ると申し訳なさそうに眉を下げている。

「でかいくしゃみだろ。子供の頃親父のくしゃみが嫌だったけど、
こんなのが遺伝するとはね」 

そんな顔しないでよ、私が意地悪してるみたいじゃないの。

「風邪、ひきかけてるんじゃないの?」 

私はそう言うと彼の隣に行って、ティッシュを2枚引き抜き鼻疵の上に広げた。

「ハイ、ふんっってして」

鼻を拭ってやりながら、くしゃみで潤んだ瞳を覗き込む。
この瞳もお父さん似なのかな。

「男らしいお父さんだったのね」
「・・・ああ」 

イルカさん、くしゃみの度にお父さんを思い出してるのかな だとしたら切ないな。 

「ねえ、今夜は泊まっていいよ、お鍋でもしてあったかくして私と居たら風邪なんてぶっ飛ぶから」

ちょっと照れくさいからティッシュを丸めてゴミ箱に投げ入れながら
そう言ったら、イルカさんは嬉しそうに笑ってくれた。

 

 

 

 

おおおううっ、大捏造二連発! 
イルカさんのお父さんはきっと男前だったと思います。
鼻をかんであげたのはあの鼻疵に触りたかっただけ(笑)

 

 

 


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