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パジャマ [SS]

本日の妄想:イルカさんはパジャマ(特に布地がネルの場合)の上をズボンの中に入れてから眠る。
しかもゴムをパンッて鳴らす。

イケメンホストの殆どがシャツをパンツの中に入れているそうです。 で、懲りずに駄文

 

          ― パジャマ ―

「ナルトー」 
と洗物を終え、食器棚に片付けているナルトにイルカが声をかけた。
「お先。 お前も風呂、入れよ」 
「うん、ありがとうってばよ」

イルカにも近頃は外勤の任務が入るようになっていた。
久しぶりに昔のように一楽のラーメンを一緒に食べるのを楽しみにしていたが、
落ち合った頃には既に閉店間際だった。 
落胆している二人を見かねた親父さんが気を利かせて、スープと具材を分けてくれたので、
イルカの家で有り合わせの野菜と共にラーメン鍋を食したのだった。

「本当に久しぶりだな、お前の武勇伝を聞きたいから今夜は泊まってけよ」 
そんなイルカの言葉がナルトは嬉しかった。 

イルカは、髪をタオルで拭きながら冷蔵庫から野菜ジュースを取り出すと
そのままリビングへ向かった。
ナルトはその後姿をちらと見たあと最後の器を棚に仕舞い、ふと気が付く。 

あれっ、こんなの前はなかったってばよ・・・

風呂から上がり、借りたパジャマに手を通し洗面台に目をやると、
グリーンの歯ブラシと一緒にピンクの歯ブラシがコップに立ててある。

・・・・・イルカ先生、きっと彼女ができたってばよ、俺もう、来ちゃいけないのかな・・・・・

 

リビングに戻り、修行がどんなに過酷だったか、ヤマトがどんなに助けてくれたかを
身振り手振りを加え臨場感たっぷりに話すナルトに、イルカは時々感嘆の声を
上げながら教え子の成長を心から頼もしく思った。

「さ、もう遅い。寝るぞ」 

丑三ツ時を迎える頃イルカが立ち上がり、パジャマの裾をズボンの中にたくし込む。
それを見てナルトは
「アハハハハ、イルカ先生子供みたい、ダセーってばよ!」 
と 指をさして笑った。
「はは、そうか?でもこうしないとな、腹や腰が冷えるぞ。お前もちゃんと入れとけ」 
イルカは少しだけ屈んでオーバーサイズのナルトのパジャマをたくし込んでやった。

ついこの間まで自分の腰に纏わり付いていたのに、その身長差は10cmほどしかない。
この子もまた酷い戦いに向かうのだと思うと、先頃暁の前に散った先輩のことが脳裏をよぎる。

「・・・・イルカ先生?」
イルカがあまりに辛そうな顔をするので、ああやっぱり彼女のこと・・
俺、来ちゃ迷惑? と 聴こうとした時、
「死ぬなよ」 
と 低い声が聞こえた。 
「え?」
「ナルト、お前は死ぬなよ」 
はらりと顔にかかった漆黒の長い髪の間から真剣な眼差しで見つめてそう言った。

「お、おう!俺ってば火影になる男だぜ、死ぬわけねえってばよ」 
「・・・そう、そうだな!そうだよな! ナルト!」 

イルカは白い歯を覗かせて笑うと、ナルトのズボンのゴムを思い切り引っ張って離した。
パチンと大きな破裂音。

ナルトの叫び声が響き渡った。

 

 

 

 


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コメント 1

ねね


あっきいさん

コメントありがとうございます。

う~ん、ないなあ・・・・・
ウチ、晩婚だからかなあ・・・・・
by ねね (2008-06-09 14:53) 

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